第2回 海藻サミット in 秋田県男鹿
開催日:2023年11月4日(土)、5日(日)
多くの国の人々にとっての新しい食材として、また、海の砂漠化を食い止めブルーカーボンを生み出すなど、SDGs の面でもが世界の注目を集める「海藻」。
この度、「海藻」をテーマに、第2回国際海藻サミット「Seaweed Summit vol.2 」が秋田県男鹿市で開催されます。これは昨年のイタリア・トリノでの開催に続くもので、日本では初開催となります。
11月5日(日) シンポジウム
基調講演
「海藻の可能性」
オール・モーリットセン
(コペンハーゲン大学 教授)
トークセッション
「男鹿海藻の未来」
石田 雅芳
(立命館大学 食マネジメント学部 教授)
文化庁食文化ストーリー創出・発信モデル事業にて実施
タイムスケジュール
タイムスケジュール 10月4日10:00時点
※随時更新していきます。※イベントには一部、予定としているものや確定していない情報が含まれます。
11月4日(土)
イベント詳細 - 11/4㈯
- A会場
- B会場
- C会場
- D会場
- E会場
- エクスカーション
A会場「大龍寺(大会場)」
午前 メインテーマ「海のサスティナビリティと多様性」
1A「森から考える海の多様性」
編集者 小林 淳一(株式会社 小林ライス 代表)
2A「変わりゆく海で~富山湾~」
3Aトークセッション「海のサスティナビリティと多様性」
編集者 小林 淳一(株式会社 小林ライス 代表)
下苧坪 之典(株式会社 北三陸ファクトリー 代表)
元起 大智(極地カメラマン)
4Aトークセッション
13:00~13:30「日本の海は豊か。水産業の衰退は地域の衰退に直結する。(仮)」
佐々木 ひろこ(一般社団法人 Chefs for the Blue 代表)
13:30~14:00「海藻が人も地域も、そして海そのものも幸せにする。(仮)」
5Aクロストーク「海から食卓まで、フードチェーンから語る海の未来(仮)」
佐々木 ひろこ(一般社団法人 Chefs for the Blue 代表)
友廣 裕一(合同会社シーベジタブル 共同代表)
樟 陽介(金楠水産株式会社 蛸匠)
広瀬 拓哉(三菱地所株式会社 めぐるめくプロジェクト )
6A「男鹿の健康と幸福のテロワール」
石田雅芳(立命館大学 食マネジメント学部 教授)
B会場「大龍寺(小会場)」
午前 メインテーマ「男鹿半島の食文化」
1B 食文化ストーリー男鹿半島海藻テロワール
中間調査報告展示
2B 「男鹿と海藻の食文化としての歴史」
男鹿市菅江真澄研究会
3B 「男鹿の精進料理と海藻」
大龍寺住職と男鹿のお母さんたち
4B 韓国の海藻文化(韓国語)通訳あり
講師:Kim Joo(韓国漁村文化研究家 教授)
5B 海外と日本の海藻(英語&日本語)
海外参加者と水産振興センター
オール・モーリットセン(コペンハーゲン大学 教授)
C会場「大龍寺」
映像コーナー
1C 男鹿半島海の記録
2C 沖縄の海と石垣アーサーもずく
3C 生江史伸シェフ「シェフの目から見た海の映像」
4C 沖縄 ハッピーサンドイッチ
5C 大西克直(合同会社秋田里山デザイン )(仮)
「A SEED OF HOPE」
6C「変わりゆく海で~富山湾・若者と漁師の物語~」
(NHK Dearにっぽん)
D会場「SANABURI FACTORY」
料理ワークショップ1
エクスカーション
『男鹿半島一円をガイド付きのバスで巡るワークショップ』
11/4㈯ 8:00~13:30(14:00からのワークショップ全講座に間に合うよう設定)
※事前にお申し込み頂いた宿泊者様限定のワークショップです。
11/4(土)に開催するエクスカーション『男鹿半島一円をガイド付きのバスで巡るワークショップ』へのご参加は、11/3(金)または11/4(土)の両方もしくはいずれかの日に、「男鹿ホテルリゾートきららか」に宿泊した方のみが原則としてご参加いただけます。参加ご希望の方は必ず「お申し込みフォーム」(ページ下部)よりお申し込みをお願いいたします。
当エクスカーションでは、現地の漁師さんによる湾内の《過去・現在・未来》への展望、男鹿半島を代表する伝統風俗「来訪神・なまはげ」演舞鑑賞、名山・寒風山から望む男鹿半島の地形や全体展望、自然豊かな男鹿半島を体感する「湧き水の試飲アクティビティ」を専用バスで巡ります。
昼食として現地のお母さんによる海藻料理の軽食をご用意しています。
バス車内にはアテンダントが添乗し、日・英語によるガイドを行います。
※08:00出発,13:30終了,14:00からのワークショップ全講座に間に合うよう設定しています。
11月5日(日)
イベント詳細 - 11/5㈰
- A会場
- B会場
- C会場
- D会場
A会場「文化会館(大会議室)」
7A シェフクロストーク「海藻の可能性」
生江シェフ 、高山シェフ
8A 「海の多様性」
編集者:小林 淳一(株式会社 小林ライス 代表)
下苧坪 之典(株式会社 北三陸ファクトリー 代表)
元起 大智(極地カメラマン)
B会場「文化会館(小会議室)」
6B テロワールとツーリズム
旅行関係者
おいしい未来研究所
その他観光業に携わる人
7B 学生研究発表「Z世代と海藻」
学生
保坂君夏
C会場「文化会館(小ホール)」
シンポジウム 男鹿半島海藻テロワール
基調講演「海藻の可能性」
オール・モーリットセン(コペンハーゲン大学 教授)
トークセッション「男鹿海藻の未来」
石田 雅芳(立命館大学 食マネジメント学部 教授)
G モデレーター 野中朋美(早稲田大学創造理工学部)
D会場「SANABURI FACTORY」
4D 高山ヒトシ シェフ オーベルジュ玄珠
高山仁志(長野県古民家ラグジュアリーホテル「zenagi」料理長)
料理ワークショップ「石垣もずく」
Seaweed Summit vol.1
海藻サミットについて
「おいしく、きれいで、ただしい」食べものをすべての人々が享受できるように、をスローガンに食に関する様々なプロジェクトを行っているスローフード協会、そのなかで日本支部秋田海藻チームは、2年に1度、世界中のスローフーダーたちがイタリア・トリノに集結し、”世界最大の食の祭典”とも称されるテッラマードレにて、立命館大学食マネンジメント学部の石田雅芳教授の発案による「Seaweed Summit( 海藻サミット ) 」に日本チームとして参加しました。
当日の会場ではブース替わりに敷いた様々な国の海藻が並べられていくと通行人があっという間に集まってスタート。私たち秋田海藻チームは、男鹿のエゴを会場で練って参加者に配りました。
この様々な言語が飛び交う海藻食文化の交流は大盛況であり、手ごたえを感じた私たちは、Vol.1 の海藻サミット参加国や日本チームに声がけし、より多くの方に男鹿の海藻食文化を知ってもらうこと、男鹿の方々に文化的価値に気付いてもらい、食文化の継承につなげることを目的に「Seaweed Summit( 海藻サミット)Vol.2 」を開催します。
Seaweed Summit vol.2
海藻サミットの目指すところ
第2回海藻サミットの目的
国内外の「海藻」の交流を通じて、より多くの方々に男鹿の海藻食文化の魅力を知ってもらうこと。
食文化の交流を通じて、男鹿市民の方々に男鹿の海藻食文化の価値に気付いてもらい、文化の継承につなげること。
男鹿の人々の生活との関わり
男鹿の海藻食文化
豊富な種類と多種多様な海藻料理
リマン寒流と対馬暖流のぶつかる交差点となっている男鹿半島では、自生する100 種類以上の海藻が生息し、古くから、男鹿の人々は「海藻」を身近な食材のひとつとして生活に取り入れてきました。
「白いエゴ」や海藻を煮物の具材とした「ニンジャ(煮菜)」、江戸時代から伝わる「トロトロワカメ」、中でも「白いエゴ」は男鹿の海藻食文化の象徴。刺身代わりの精進料理とされ、多くの時間と手間を惜しまずに作られてきました。
地域の宗教行事と檀家のネットワークに繋ぎ止められてきた男鹿半島の海藻食文化には、あらゆる先人の知恵が含まれています。